あなたのはワキガです!と伝えることができますか?
もし、周りにワキガの方がいたら伝えたいと思いますか?思いませんか?
重要なのは当の本人がワキガであると気づいているとしたら、あえて言うのはちょっと考えものですが、意外にワキガの方は気づいていない場合も多いんです。
一緒に時間を過ごす時間の多い、恋人、夫婦、友達、同僚がワキガだったら、それが原因で関係がおかしくはならなくても、たまにはちょっと嫌だなと感じてしまうかもしれませんよね。
今回はワキガである事を上手に相手に伝える方法を6つのステップにしてご紹介します。
ステップ1 ワキガには理由がある事を知ろう
ワキガではない方は、ワキガがどうしてあんな独特な臭いがするのかご存知ないかもしれませんね。
ワキガである本人もあなたと同様にワキガの知識が全く無い可能性はあるので、ワキガのメカニズムを知っておけば、もっと伝えやすくなりますね。
それには「汗腺」が大きく関係しているんです。汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」が存在しています。
アポクリン腺から出る汗には「タンパク質」や「脂質」「糖質」「アンモニア」「鉄分」などが含まれていて、その汗を皮膚上に常在している雑菌がパクパクとエサにして増殖すると、あの臭いが発生するんです。
エクリン腺から出る汗は基本は無臭ですが、たくさんかけばやはり汗の臭いとして発生するのでどちらの汗腺から出る汗もケアは必要なんですね。
また、ワキガは「遺伝」である場合が非常に多いので、ワキガである本人が不衛生にしているからと言うワケではありません。
確かにワキガの症状があるのに放って置けば臭いが悪化する事もありますが、本人が不潔にしていると一方的に決めつけしまわないようにして下さいね。
ステップ2 もし自分がワキガだったらと考えたら・・・?
もしあなたがワキガだと気づいていないとしたら、周りの人に言って欲しいですか?
電車や公共の場などで赤の他人から、けげんな顔をされたり、ヒソヒソ言われて動揺してしまうくらいなら、信頼関係のある人に言われて気が付く方が何倍もマシだと感じるはずです。
しかも「なんで言ってくれなかったのだろうか」と不信感が出てしまったり、「もしかして、自分のワキガの臭いが原因で関係が壊れてしまうかもしれない」と不安に感じてしまうかもしれません。
ですから安心させるためにも周りの親しい人が伝えてあげるのが1番良いのです。
ステップ3 ますは自分も体臭がある事を伝える
ここからは実際に本人に伝えると言う行動に入るので慎重に落ち着いて進めましょう。
ワキガではなくても誰にでも体臭はありますよね。夏場や運動後などには汗をかくのは当然です。
だから、まずは「体臭などの臭いがあるのはあなただけじゃないんだよ」と言う事を先に伝えてみて下さい。
例えば
「今日は暑いね、汗をかくとどうしても自分の臭いが気になっちゃってさ、○○ちゃんもそう?」
そこで相手が「うーん。私ってワキガかも」と言えば、そこからは話は簡単に進みます。
「確かにそんな感じの臭いがするかもしれないね。何かケアとかしてるの?」
と相手が相談しやすい状況に持っていってあげましょう。本人が全く汗の臭いを気にしていないようなら、次のステップに移ります。
ステップ4 ハッキリ言う事も相手のためになると考える
まず、ここでの「ハッキリ言う」は、別に「あなたはワキガですよ」と単刀直入に言うものではありません。
ハッキリ言うにしても相手への気遣いは必要ですよね。
例えば
「実はね、前から気づいていたんだけど○○さんはワキガの症状があると思うよ。私も協力するからいろいろ一緒にケアしようよ。」
ただ単にワキガだと伝えられても相手はショックだけが残ってしまうので、大事なのは事実をしっかりと伝えて、その解決策も提案する事なんです。
そこで次のステップに続きます。
ステップ5 人気のあるデオドラント剤など具体的なケア方法を提案する
まず1番手っ取り早いケア方法は「デオドラント剤」になります。
通販や市販などさまざまな商品があって、ワキガの臭いを軽減してくれると評判のものもたくさんあるんですよ。
スプレータイプ、ロールオンタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプなどありとあらゆる商品があって選ぶのが大変なくらいなんです。
市販のデオドラント剤は、ドラッグストアなどで簡単に購入出来て比較的安いので、学生さんでも気軽に試せます。
通販などで売られている商品は少し値段は高いかもしれませんが、定期購入で毎月届けてくれたり、割引や返金保証なども付いている場合が多いと言う利点もあります。
口コミサイトなどを利用して、愛用者の意見を参考にしていろいろ相談に乗ってあげれば、本人もあなたが冷やかしではなく、本当に自分の事を想ってくれていると感じるはずですよ。
ステップ6 自分たちの関係性は何も変わらないと伝える
最後にして1番重要なのは、「ワキガである事で自分たちの関係が壊れてしまう事はないんだよ」と言う気持ちをきちんと話しましょう。
「いつでも相談してね」と必ず伝えて、口だけで済まさずに本当に相談に乗ってあげなければいけません。
その後も「今日は臭いあんまりしないね」とか「今日はちょっと臭いがするかも、他のデオドラント剤試す?」などしつこくない程度にアドバイスしてあげましょう。
そう言っちゃあなんですが、それが相手にワキガであると伝えたあなたの「責任」とも言えます。
まとめ
確かに大事な人にワキガである事実を伝えるのは容易な事ではありませんし、言う方も言われる方も傷付きかねないのです。
でも言わないままでいるのはもっと残酷と考えて、ハッキリと伝えてあげた方が本人のためにもきっとなります。
これからも良き相談相手になって素晴らしい関係を築きながらワキガの症状の緩和のためのサポートをしてあげて下さいね。
ワキガ対策参考ページ
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